家を売却するときに知っておきたいのが「ライフラインの解約」です。
皆さんは、どのタイミングで止めるか知っていますか?
「引っ越しが決まったらすぐに手続きするのでは?」と考える方も少なくありません。
しかし実際は、ベストなタイミングが決まっています。
本記事では、そんな「ライフラインを停止するタイミング」についてご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら引き渡しまで電気は止めない!ライフラインの解約タイミングとは
家を売却するときに気になるのが「ライフラインの解約」です。
ライフラインは電気や水道、ガスなどを言いますが、どのタイミングで解約をしたら良いのか悩んでいる方は少なくありません。
そこで、電気を停止するタイミングとその理由について調査してみました。
引き渡し直前がベスト
「空室なのだからライフラインを契約したままは勿体ない」と思う方もいるでしょう。
しかし、解約のベストなタイミングは引き渡し直前と言われています。
早くても一週間前からが適しており、それより前に解約をしてしまうと案内時に不都合なことが起こりやすいので避けなければいけません。
詳しい理由については後述しますが、すべては購入者に良い印象を与えるためです。
ですので、たとえ新居に引っ越しをしていてもライフラインはそのままにしておきましょう。
案内時にマイナスになる
ライフラインは引き渡し直前に解約したほうが良いことが分かりました。
では、それはなぜでしょうか?
まず、案内時に影響します。
誰でも「良い状態の部屋」を購入したいものです。
しかしライフラインが解約されているということは、電気だけでなく水道もガスもすべて止まっており、部屋が暗かったり空気が悪かったりなどデメリットが起こってしまいます。
要するに内見のときにマイナスになってしまうわけです。
とくに夜に内見する場合、電気が通ってないと何も見えなくなってしまいます。
そんな状態で部屋を見学することはできませんから、ライフラインの解約は引き渡し直前もしくは早くても一週間前からがベストと言われています。
照明が暗いときちんと内見できない
先ほども述べたように、ライフラインが解約されると電気や水道、ガスが使用できません。
電気が通っていないということは、部屋が暗く見えたりマイナスな印象を与えてしまいます。
たとえ日中の内見でも、照明は点いていたほうが部屋が明るく見え好印象です。
また部屋の方角によっては日中でも照明がない暗くなりますから、すぐに解約してしまうのは危険と言えます。
空調が使えず温度調節ができない
電気が止まってしまうということは、当然空調も使えません。
空調が使えないと温度調節ができなくなるため、夏は暑く冬は寒いといった最悪な状態になってしまいます。
せっかく内見に来てもらうのに、暑さや寒さで集中できなくなってしまっては困ります。
十分に部屋をアピールするためにも、引き渡し直前がベストになるのでしょう。
部屋の換気ができない
また買主に引き渡すまでの期間、換気をせずにいると建物も劣化してしまいます。
最近は24時間換気システムといって24時間部屋の空気を循環させることが可能です。
電気が使えないということはそのシステムも止まってしまいますから、建物の劣化だけでなく結露やシックハウスの危険性も起こる恐れがあります。
ライフラインの解約タイミングで水道はいつおこなうべき?
では、水道はどうでしょうか?
電気は引き渡し直前もしくは早くても一週間前の解約がベストなタイミングと言われていますが、水道の場合は電気ほど使うことが少ないため「すぐに解約しても良いのでは?」と考える方も少なくありません。
ここでは、水道を解約するタイミングについて調査してみました。
水道も引き渡し直前に止める
実は水道も、同じように引き渡し直前に解約するのが良いと言われています。
また売買契約のあとも掃除が必要になるため、いつでも使える状態にしておかなければいけません。
「内見のときに水道を使うことはない」と勝手な判断で止めてしまうと大変なことになりますから、すぐに解約しないようにしましょう。
ただエリアによって解約方法が異なりますから、引っ越しを検討している時点で管轄の水道局や公式サイトを調べておいてください。
一括手続きができない場合は、停止と開始をそれぞれ問い合わせる必要もあり、早めの行動がおすすめです。
「水が出ない」というトラブルも多いのでタイミングは重要でしょう。
こまめな掃除が必要なため
先ほども述べたように、たとえ空室でもこまめな掃除が必要不可欠です。
水道も使わない期間が長いとニオイが上がってくる恐れもあり、とくにトイレは定期的に流さないと悪臭の原因になるでしょう。
水の蒸発が心配な場合は、排水口をラップでしっかり覆うと解決できます。
蒸発防止剤を用意してくれるところもあります。
内見ではどんなときでも「良い状態」を保っていなければいけません。
そのため、きちんと掃除ができるように引き渡し直前、もしくは3~4日前から手続きするようにしましょう。
万が一水が出ない場合は、バルブが締まっていないか確認してみてください。
立ち会いは不要?
基本的に水道は、立ち会いは不要です。
ただ当日中に料金を精算したい場合は立ち会いが必要になります。
ちなみに、水道代は手続きをおこなった日から解約まで日割りで請求されるので注意してください。
ライフラインの解約タイミングでガスはいつおこなうべき?
最後に、ガスです。
同じライフラインでも、電気・水道・ガスでは止めるタイミングが異なります。
電気と水道は引き渡し直前でしたが、ガスはどうなのでしょうか?
調査してみました。
空き家になった時点で解約
ガスに関しては内見のときに影響しないため、空き家になった時点で解約をしても問題ありません。
ですので、引っ越しが終わったらすぐに手続きをしてください。
ただ、ガスを止めるときと利用開始するときでは流れが異なりますので注意が必要です。
当然ですが、ガスが使えなくなるということはお湯が一切出ないのでお風呂に入ることはできません。
いつ止めても良いですが、引っ越し前だと不便なのでなるべく引っ越しが完了してから手続きをおこなうようにしましょう。
解約時には立ち会い不要
立ち会いは、停止のときは不要です。
管轄のガス会社に電話をするだけですぐに止めてもらえます。
ただし、開栓時には立ち会いが必要になります。
事前に日程を確認し、引っ越し当日に開栓できない場合の対策も考えておく必要があります。
ちなみに停止時でもオートロック内にガスメーターがある場合は立ち会いが必要です。
ガス会社によって多少対応が異なりますので、きちんと確認しておきましょう。
少しでもスムーズに進めるためにも、解約のときに新居の開栓手続きもおこなっておくと慌てずに済みます。
ガスを止めるときの注意点
ガスを止めるときに注意しなければいけないのは、ガスコンロやガスファンヒーターの取り外しです。
すぐに止めても問題はありませんが、取り外しでのトラブルが多いためしっかり確認しながらおこなう必要があります。
接続具は栓を締めたあとに外しますが、ガスの種類によっては新居では使用できないので気を付けましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ライフラインの解約は、タイミングがとても重要になることが分かりました。
電気や水道はすぐに止めてしまうと内見時に影響してしまいますので、必ず引き渡し直前に手続きをおこなうようにしましょう。
売却を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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